ドイツの消費税は19%、軽減税率は7%です。
どんなものに軽減税率が採用されると思いますか?一般では「生活に必要なものは軽減税率」だと思いますよね?
ところが、そうとも言えないドイツの消費税です。
先日はコーヒーにかかる消費税を紹介しました。
今回は私が消費税で「不思議だな・・・」と思っているケースを紹介します。
風邪で処方してもらった薬を購入したら
先日、ひどい風邪にかかり、お医者さんに薬を処方してもらいました。
処方箋を持って薬局に行き、2種類の薬を購入。植物ベースの薬ですが、残念ながらこの2つは「保険適応外」のため、自己負担です。
ドイツで処方される薬が体に合わない事が多いので、生薬を処方してもらえるのは嬉しいので、自己負担は我慢します!
で、購入したら・・・

薬のうち、一つは消費税が7%、もう一つは消費税が19%です。
あれ?どちらも生薬なのですが、消費税が違う!しかも、処方箋が必要な「医療用医薬品」らしい(でも保険会社が払ってくれないけれど)薬の方が消費税19%です。
処方箋が必要でない薬の方は消費税7%です。たまたま今回はそうなったのかもしれませんが、
どうして???
じゃがいもは7%なのにサツマイモは19%
食品は全て軽減税率かというと、そうでもなくて、私の好きなサツマイモは19%です。

このスーパーでは金額の後の「A」が消費税7%、「B」が消費税19%。サツマイモ(Süßkartoffeln)は19%.
最初は「サツマイモって輸入品が多いから、国内生産の野菜を守るために、サツマイモにかかる消費税は19%なのかな?とも思いましたが、最近はドイツでも生産されているサツマイモ。それでもサツマイモの消費税は19%です。じゃがいもは7%なのに。
ドッグフードやキャットフードは7%なのに、ベビーフードは19%
ペットに対して優しいのは嬉しい事ですが、犬や猫の餌、ドッグフード、キャットフードにかかる消費税は7%、そう、軽減税率が適応されています。
なのに、ベビーフードは19%です。ベビーフード、必要品ではないのでしょうか?
「ベビーフードなんて頼らずにキチンと作りなさい!」という意見があるかもしれませんが、私は人参やほうれん草のピュレーは瓶のベビーフードを買っていました。
ほうれん草など、普通に畑でできる野菜の中には、スーパーなどで野菜を買って自分で離乳食を作ったら、硝酸塩含有量が赤ちゃんには多すぎるので、「自分で作ってはいけません」と指導を受けたのです。
ベビーフードの瓶には生後何ヶ月からとても良いか書かれてあり、それを守れば問題ない、とのことで、野菜は安心して与えられるメーカー品の瓶のベビーフードを使っていました。
これが・・・軽減税率が適応されていない商品だなんて。
ドイツの消費税、軽減税率にあたるものの基準が、さっぱりわからないのですけど・・・
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