外国に旅行するとスーパーを覗いて、現地の人がよく使う食材はなにかな〜〜?と見るのが好きなshirousagiです。
お土産物店だと一般に言われているその土地の名物とか名産とか売っていますが、必ずしもその土地に住んでいる人々が良く食べている、使っている物ではない、ということも多いですよね。
その点、庶民のスーパーに行くと、その土地に住んでいる人がよく食べるもの、よく使うものが売っているので、見るだけでも楽しいものです。
今回は私がドイツに来たばかりの頃に、スーパーの野菜売り場で見て、「これ、なんだろう?」と思った野菜の一つ、「根セロリ」(セロリアック)を料理したので紹介します。
根セロリ セロリアック(Knollensellerie)
「根セロリ」という名のとおり、セロリの根が食用になります。日本ではセロリアックともよばれるようですね。
ドイツ語だと、Knollensellerie(クノレンゼレリー)Knolleは塊とか球根とかと言った意味です。Sellerieはセロリですね。
丸い塊です!

この根セロリ、下側の方を見ると・・・

いかにも沢山の根が生えていたのだろうな〜と思うような形です。
お店にはこの形、ボールのような丸い形で売られているのですが、畑で収穫したすぐはどうやら根が沢山ついているようです。Wikiから写真を拝借すると・・・

この緑の葉がついて売られていることもあります。根セロリの葉は人間は食べませんがウサギは良く食べます!
セロリ(Stangen-,Bleichsellerie)
ちなみに緑色の茎を食べるセロリはこちら!

このセロリの根元には塊はできません。
ドイツ語だとStangensellerieとか、Staudensellerieとか、Stielsellerieとか、あるいはBleichsellerie と呼ばれます。(色々呼び名があるけれど、どれも同じ野菜を指します)
ちなみにウサギ飼いの我が家ではこちらも常備です!
根セロリの料理
根セロリは芋類のように料理できます。(というか、芋ですねえ)
半地下にできるので、皮は少々緑っぽい色をしていることもあります。この皮は剥きます。

なにしろ凸凹(特に下の方)なので、皮を剥くのも大変ですが、根のある部分は大胆にカットしてしまう方が良いです。
皮に食べれる部分が結構ついたままになるので、なんだか勿体ない気がするのですけどね。
皮を剥いた根セロリをスライスしたり千切りにします。千切りにしてサラダにするのも良いですね。生でも食べれます。茹でてマッシュしてもいいし、スープにも。
私は今回は日本の味で、きんぴらにしました。じゃがいもで金平を作る感じで作れます。
千切りにした根セロリを水にさらして、フライパンで炒めます。味付けは酒、みりん、醤油、少し砂糖、七味唐辛子・・など好みで。ゴマをふるのもいいですよね。

根セロリはスープ野菜として
この根セロリ、私がスーパーでよく見かけるのは、丸い根セロリとしてよりも、「Suppengemüse」とか「Suppengrün」と呼ばれる、スープ用の野菜のセットとしてです。
主に、人参、根セロリ、セロリ、ポロネギと言った野菜のいくつかを組み合わせたものをパックして売っています。

Von GeoTrinity – Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=46429993
この中によく根セロリが入っています。
このスープ用の野菜は細かく賽の目に切ってスープの他の材料と一緒に煮込みます。
根セロリはセロリほどではありませんが香りのある野菜で、スープの味を引き立ててくれます。もちろん、スープの具として食べます。
根セロリの季節は冬
この根セロリ、セロリアックはドイツではポピュラーな野菜ですが、こちらで出回るのは大体10月ごろからです。冬の野菜です。
とは言っても、スープ野菜のセットなど一年中売っています。
カルシウムや鉄、ビタミンもあって健康によいようですよ。
寒い冬はスープが美味しい!根セロリを入れてスープで体を温めようかしらね。
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