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とにかく物が欲しかった時があった〜1000個捨てチャレンジをしながら思ったこと

シンプルライフ
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こんにちは、shirousagiです。

昨年9月17日から「1日1捨、100日続けて100個捨てよう!」というプロジェクト(またの名を「お祭り」という)をしましたが、やってみるとまだまだ不要品があるのに気が付きました。

そこで、今年は1月から「1日にいくつでもいいから1000個になるまで捨て続けよう!」という

「1000個捨てチャレンジ」を大々的に開催しています!!

それ以前も、機会あるごとに「断捨離だ!」と言ってはモノを整理してきたし、近藤麻理恵さんの本を読んだ直後は、クローゼットと本をこんまりメソッドに従って片付けをして来ました。

それでもある、不要品が!山のように!

今回の「1000個捨てチャレンジ」も4分の1の250個以上の物を手放した今、ふと思い出したことがあります。

それは「とにかく物が欲しかった時代があった」ということ。

「100捨てチャレンジ」終了後、どうして私がこんなに物を所有していたのか、考えられる原因を紹介しました。

【片付け】私はこうして大量に物を所持していました(1)

【片付け】私はこうして大量に物を所持していました(2)

この時には、私がドイツに来たばかりの頃に、とにかく物が欲しかった時のことは考慮に入れていませんでした。

今日は、私が30年ほど前にドイツに来たばかりの時に、物が手に入るととても嬉しかったということをお話します。

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小さなスーツケース一つでドイツに来て、それでも不自由なかった

まだ学生だった私がドイツに来た時は、スーツケース、それも大型ではなくて、小さなスーツケース1つを抱えて来ました。

なぜスーツケースが小さかったかというと、日本のように空港から目的地まで荷物を運んでくれるサービスはないドイツ、自分ひとりで見知らぬ街まで列車(それも当時のサービスの悪いDB-ドイツ鉄道-)を利用して目的地まで行かなくてはならなかったから。

そこで、出来るだけ身軽にしておきたかったのです。

絶対に生きていくのに必要だ!と思われるものだけをスーツケースに詰めて、学生用のワンルームのアパートに到着。

家具付きの部屋だったので

  • ベッドと寝具(布団、枕、マットレス)
  • クローゼット
  • 一口のコンロ
  • スタンド、照明器具
  • (トイレ、シャワーは共同だったので)トイレットペーパー
  • 冷蔵庫

これらのものはすでに備え付けてありました。寒い秋の日にドイツに到着しましたが、あとは小さなスーツケースに入れて持ってきた物だけで十分生活出来たのです。

今思うと・・・一体いくつの物を持っていたのかなあ?

本当に少しの物で十分生活出来た

ドイツに到着して半年後に、日本の実家に置いていた自分の衣類や小物を、みかん箱2個分くらい送ってもらいました。

それ以外は日本から持ってきたものは最初のスーツケースに入っていた物だけ。

しかも貧乏学生だったので、ドイツに到着して買った物は

  • 深い皿(スープも飲めるように)、マグカップ(水もマグカップで)
  • スプーン、フォーク、ナイフ
  • ペティナイフ
  • リュックサック
  • 筆記用具とテキスト
  • 小型の白黒テレビ(ドイツ語を聞くため)

これくらいかな。これで生活出来たのですよ。学生の一人暮らしだったから、ですが。

その後、日本に帰国する、という友人に食器、調理器具(まな板とか)など譲ってもらいました。

なにしろ物がないので、絵本一冊でも貰えると嬉しかった

ドイツ生活も2年以上が過ぎ、ドイツの生活そのものに新鮮味がなくなってきてしまった頃、今考えると物が欲しくなってたまらなくなっていました。

住む家も広くなり(って、アパートですが)本棚を購入。

本棚があるのに、本が3冊しかない!という事態が!

すると欲しくなるのですよね、本が。どんな本でもいい、欲しい!

図書館が蔵書を不要と判断して100円くらいで売り出した本、子供向けの本、帰国する日本人からもらった本など、分野は問わず、安く、または無料で手に入る本は片っ端から集めました。

特に大量に買ったのは本屋さんの店先にあった、1冊100円位の処分するために安く売り出している本。おそらく100冊以上購入。(この時買った本は今は手元に1冊もない)

クローゼットも買ったけれど、ハンガーがない!というので、ブティックの店先に置いてあった「ご自由にお持ち帰りください」のプラスチックハンガーを大量にお持ち帰り。

これは去年、全て処分しました。100捨てチャレンジ28〜洋服ハンガー

こうして、空っぽの本棚や空っぽのクローゼットが埋まっていくのが嬉しかったのですよ。

中に入る物がとても気に入っていたか、ということは全く考えていません。(思考停止していた)

物がないのが貧乏に思えて、とにかく置物も飾り物もたくさん集めた

空っぽだった本棚が本で埋まり始め、空っぽに近かったクローゼットにどんどん洋服が吊るされ始めると、「やっと他の人と同じ様なレベルかな」と思い、

物がなかったのは貧乏学生だったから

と思っていた様です。

日本へ一時帰国した際にもらった小物やコンビニの割り箸などまで、全てスーツケースに詰め込み、大事にドイツに持ち帰り、飾り物は家中に飾り、割り箸などは大事にキッチンの引き出しに仕舞い込みました。

最初は壁に掛けられていた飾りは一つで、「たった一つなんて寂しい!」

飾り物が増えれば増えるほど嬉しくて、捨てるなんてことはせず、それほどお気に入りでなくても(というか、自分の好みは考えなかった気がする)手に入った飾り物は飾りまくる!

そう、こうしてどんどんとモノは増えてしまったのです!

今住んでいる家には10年ほど前に引っ越してきましたが、その時まで

「モノをたくさん持っている私、すごい!」

という思考の持ち主だったのですよ・・・

でも、よく考えたら、ドイツに来たばかりの、あのスーツケース1個分のものでも生活出来たのに、ね。

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