ご近所さんからケーキをいただきました。
その名も「フランクフルタークランツ」(Frankfurter Kranz)
ここデュッセルドルフではとても有名なケーキ屋さん(コンディトライ)「ハイネマン」で購入されたケーキでした。
フランクフルタークランツってこんなケーキ
じゃん!もらったケーキです。
丸い輪の形のケーキ。
スポンジにバタークリームが塗られていて、クロカントというナッツを飴炊きにしたものがまぶされています。
上にはドレンチェリー(チェリーの砂糖漬け)が。
どうして「フランクフルタークランツ」って言うの?
フランクフルタークランツ、Frankfurter Kranzは「フランクフルトの王冠」という意味。
輪の形に、クロカントの色が金、そしてドレンチェリーがルビー。
それが王冠みたいだからですって。
Kranz(クランツ)は「輪」とか「冠」っていう意味で、
ドアに飾るリースもクランツっていうのよ。
クリスマスの時期に飾るリースは「アドベントクランツ」
イースターに食べるパンは「イースタークランツ」
どうして王冠というのかはわかったけれど、それではなぜ「フランクフルト」なの?
その昔、中央ヨーロッパに「神聖ローマ帝国」という国が存在した時、フランクフルトでこの神聖ローマ帝国の戴冠式が行われたから、ですって。
フランクフルトの市庁舎はレーマー(Römer)と呼ばれるのです。上の写真はそのレーマー広場。
ローマはドイツ語でRom。
だからRömerは「ローマ人」という意味でもあるの
懐かしのフランクフルタークランツ
では、フランクフルタークランツ、いただきます!
まずは箱からオープン!
こうしてみると、本当に王冠みたいよね!?
では、ケーキ入刀!
入っている、入っている、バタークリームが。
ちょっとカロリー高そうだな。
(これを3時のティータイムに食べたら、夕食がお腹に入らなくなった・・・汗)
ところで、私にとって「フランクフルタークランツ」って、懐かしい思い出のケーキです。
きっとこのケーキの名前を聞いたら「ああ、ユーハイムのケーキね」と言われる方もいらっしゃるのではないかなあ?
まだ日本にいた頃、母親が街に出かけると、時々ユーハイムのフランクフルタークランツを買ってきてくれていたのです。それが私の大のお気に入りのケーキに!
日本にいた時の私の好きなケーキは「バウムクーヘン」と「フランクフルタークランツ」だったのです。
あの頃は考えなかったけれど、どちらも「ドイツのケーキ」よね。
ドイツではそれほど食べられていない、けれど。
あの白い輪の形のケーキ。(ユーハイムのそれは白いです)
母親も好きだったので、母がドイツの我が家を訪問した時に、せっせと作りました!
手作りのフランクフルタークランツ!
しかも初めて作ったフランクフルタークランツ!
・・・だけど、ユーハイムのケーキみたいに軽くなくて、やたらバタークリームが重くて重くて。はぁ。
久しぶりにたべたくなったわ、ユーハイムのフランクフルタークランツ。
次回の一時帰国でフランクフルタークランツを食べよう!ドイツケーキを食べるのを楽しみにしよう!
日本に帰ったら、バウムクーヘンも食べたい!
そう、日本で作られたバウムクーヘン!
私、どこに住んでいるんだったっけ?
バウムクーヘンってどこの銘菓だったっけ?
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