今年2022年の6月から8月まで期間限定で発売された、公共の乗り物乗り放題チケット「9ユーロチケット」、大きな話題を呼び、色々と問題点もありましたが、大人気のうちに終了しました。
ドイツ中の(特急、急行など長距離列車以外の)公共の乗り物乗り放題チケット。安いだけではなく、とても便利だということで、後続チケットを出そう!という話がこの夏からあったのです。
後続のチケットは流石に9ユーロと破格なお値段で提供することは出来ないけれど、1ヶ月29ユーロとか1年で365ユーロとか、色々な案が出ていました。
なかなか話が進まなかったのは、「乗り放題チケットを安く提供するのはいいけれど、財源はどこ?」
これで大揉めに大揉め。私の住んでいるデュッセルドルフの公共交通会社「VRR」など、ボイコットするのでは?と言われたほど。
「あ〜あ、やはり乗り放題チケットってもう発売されないのかな?」
と思っていた今日この頃、どうやらドイツの国、州で意見がまとまったようです。
乗り放題は49ユーロに決定

この「9ユーロチケット」の後続チケット
- 金額は1ヶ月49ユーロ
- 全ドイツで売り出す
- チケットの名前は「Deutschlandticket」(ドイチュラントチケット)
- 発売は2023年1月から?(追記:まだ揉めていて、早くても2023年4月からになりそう)
- 財源は国は1年間で15億ユーロ負担する(約2,175億円)同額を州が負担する
乗り放題は便利
乗り放題チケットの発売は「できるだけ早く」ということで、来年の1月には発売したいようですが、さて、1月に間に合うでしょうか?

「9ユーロチケット」だって、5月から発売したい、というのが6月からになったからね
4月からじゃね?という意見もあるようです。

1月からにしてくれると嬉しいな〜
今回のチケットは49ユーロ(約7,000円)と、それほどお得なお値段ではないですが、「乗り放題」というのは嬉しいですね。
近距離の公共の乗り物って、街によって鉄道・バス会社が違ったり、区間によって運賃が違う、って事、ありますよね。
これが不便で、たまにボンとかアーヘンとか、近くの街に出かける時に「いくらなの?」と調べまくるのです。
ドイツ国内乗り放題だと、その点を気にしなくてもいいのです!嬉しいなあ。

私は車移動が多いけれど、
駐車場代がかかるところには、車はやめて、
乗り放題チケットで、バスや地下鉄を気軽に利用していけるのも便利よね
とはいえ、ドイツの公共交通って、時刻表通りに走らなかったり、いきなりキャンセルされたりする事も多いから、これで49ユーロも払う価値があるのか?という大問題がありますが。

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