ようやく春らしくなったドイツです。後1週間でサマータイムに!(2023年は3月26日からサマータイム)
春を感じつつドライブをしていると、今年も見つけました!
カエルが事故に遭わないようにする「保護柵」を!
生まれ故郷に帰るカエル
春が来て、両生類のカエルも目を覚まし、「さて〜そろそろ生まれ故郷に卵を産みに行こうかなあ〜」
と、自分が生まれた池や川を目指して、旅をするのですって。
そのカエルの数は数百万匹にも及ぶとか。一晩で1万匹のカエルが大移動を始めるそうです。
故郷の池・・・まだあるのかな?
カエルさんにもオタマジャクシだった頃の思い出があるのかしらね??
故郷に帰るには道路を渡らなくてはならない!
オタマジャクシの頃の記憶を頼りに(?)せっせと生まれ故郷への旅をするカエル。
だけど、生まれ故郷にたどり着くには、自動車の通る道路を横切らなければならないことが多発!
危ない、危ない!
これで毎年、多くのカエルがあの世に逝っているだとか。
そこで、春になるとカエルのイラストが入った道路標識が立てられることもあります。
「カエルが横断するかもしれないから、気をつけて!」という意味で。
カエルが無事に産卵場所に行けるように〜柵を立てる
道路標識だけではなくて、カエルが無事に産卵場所に辿り着くように、道路脇には柵が作られることもあります。
そう、この春も見かけました!今年見たカエル保護のための柵はこれ。
毎年同じ場所で見かける柵です。昨年まで緑色だったのが、今年はグレー。
森を移動するカエルが、自動車の通る道路に飛び出ないよう、膝くらいの高さ(約40cm)のビニールで出来た柵です。
この高さになるとカエルは跳び越せないのですって。
ぴょん!と高く跳び上がりそうだけど。
そして、カエルはこの柵に沿って移動するのですって。跳び越したいな〜と思いながら柵に沿って移動するようですよ。
この柵の所々にバケツを埋めておいて、柵に沿って移動してきたカエルを集めるのですって。
バケツの中に落ちたカエルは「しまった!捕まった!」とびっくりしないのかな?😁
夜に移動することの多いカエル。このバケツを夜と早朝の2回、川や池まで持って行き、中に入ってるカエルを故郷の池などに放してやるのだとか。
生まれ故郷に水がなくなっていたら
以前紹介した、カエルの道の先にあった川の上流。
ここでカエルが産卵をしていたようです。が、この写真を撮影した2020年は、あれから水不足になり、この川の上流も、夏前には水がなくなっていました(涙)
生まれ故郷を目指してせっせと移動するカエル。
1年ぶりに訪れる故郷は、水がなくなっていたり、建物や道路になっていたり、ということが頻発。
そんな時は、カエルは別の産卵にふさわしい場所を探すらしいのですが、どうしても産卵に良い場所がない場合は、卵を体に残したまま、次の春が来るのを待つらしいです。
カエルによっては、産卵のために5kmも移動するらしいのに。カエルも大変だなあ。
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