先日、カリーヴルスト味のポテトチップスを買ったことから、カリーヴルストについて少々書きました。
ドイツ人のソウルフードとも言われているカリーヴルスト(Currywurst)。
2020年までは「ドイツの社員食堂人気メニュー」に28回連続で第1位の座にいたのですって。(こちらの記事より)
最近は肉をなるべく食べないようにしよう、という人も増えて、ソーセージ人気が少々落ちたみたいですが、それでもやっぱりドイツで人気の食べ物です。
カリーヴルスト、それはカレー味のソーセージ
カリーヴルスト(Currywurst)とは
- Curry=カレー
- Wurst=ソーセージ
というわけで、ちょっと甘いトマトソースとカレー粉のかかったソーセージです。
フライドポテトか小型の丸いパン、ブレートヒェン(Brötchen)を添えて食べることが多いです。
カリーヴルストはベルリン生まれ
カリーヴルストが生まれたのは戦後のベルリン。
1949年に軽食スタンド(IMbiss)をやっていたHerta Heuwerさん、、その日は客が少なくて退屈で、その場にあった香辛料、トマトピュレーとかを混ぜてソースを作ったのだとか。
新鮮なパプリカ、パプリカパウダー、トマトペースト、ウスターソース、
そしていくつかの香辛料を混ぜてみた、のですってよ。
そのソースを小さく切ったソーセージにかけて提供したのが1949年9月4日なんですって。
そこで、この日、9月4日は「カリーヴルストの日」。
2009年から10年間だけだけど、ベルリンには「カリーヴルスト博物館」もあったのですってよ。(今は閉鎖されています)
カリーヴルストはImbiss(軽食スタンド)で
このカリーヴルストですが、ドイツの街やイベント会場、駅の構内や駅の前などで見かけるImbiss(インビス・軽食スタンド)でよく見かけます。
例えば、こんなキッチンカーが駅の前に止まっていたり、クリスマスマーケットで屋台が出ていたり。
私がよくカリーヴルストを食べていたのはケルンの中央駅構内。
毎週のようにケルンに通っていた頃、ケルンでの用事を済ませて、乗る列車まで時間があった時に、夕食代わりに食べていました。
ケルン構内のお店にはカウンター席が多くあって、座ってゆっくり食べられるのもお気に入り。
頼んだカリーヴルストのソースがとても多かったので、2人で一つは「カリーヴルスト」、もう一つは普通の「ブラートヴルスト(Bratwurst)」(こちらの方が安い!)を注文して、ブラートヴルストにもカリーヴルストのソースをつけて食べていました。
ソースなしのブラートヴルストより、カリーソースをつけた方が美味しかったなあ〜
ちなみに、インビスでブラートヴルストを頼むと、ケチャップやマスタードを好きなだけかけることができます。
でも、カリーヴルストのソースの方が美味しいのよね。当然と言えば、当然だけど。
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