本当は生誕250年になる2020年に訪問したかった、ベートーヴェンの生まれた街・ボン。
3年たってやっとボン訪問が実現しました。
ボン訪問の目的はもちろん、ベートーヴェンの生まれた家に行きたかったから。この「ベートーヴェンの生家」は2019年12月までリニューアルのため閉館(一部のみ開館)だったのです。
リニューアルした「ベートーヴェン・ハウス」、どうせなら記念の2020年に訪問したいと思っていたのに・・・(コ○ナの馬・鹿やろ〜!!)
ま、いいか。
2023年まで待ったおかげで49ユーロチケットで格安旅行ができたわ
今回はこの「ベートーヴェン・ハウス」を紹介します。
(訪問したい方向けの情報はこちら。今回は「こんな博物館だよ〜」という紹介です)
ボンの「ベートーヴェン・ハウス」
ピンク色の壁がかわいい「ベートーヴェン・ハウス」入り口。ここであの大作曲家・ベートーヴェンが生まれたのだなあ〜
それでは入館します!
ベートーヴェンハウス・1階
ベートーヴェンの生家に入ると、最初の部屋にはあの有名な「ベートーヴェンの肖像画」が。
みなさん、きっとどこかでこの絵は見たことがありますよね?音楽の教科書とか。
ベートーヴェンハウスに入って、すぐに見覚えのある彼氏に会えて嬉しいわ〜♡
こちらはベートーヴェンが使用した楽器ですって。
- 左=ボンの宮廷楽団でベートーヴェンが使用したヴィオラ。
- 右=聖レミギウス教会にあった、ベートーヴェンのオルガンの演奏台。
アプリをダウンロードしておくと、この楽器を使った演奏も聴くことができます。
聖レミギウス教会の写真はこちら↓の記事にアップしています。
狭い階段をあがって2階へ・日常や交友関係
ベートーヴェンの生家には階段が2箇所あって、以前は1箇所しか使えなかった(はず)なのですが、現在は2箇所とも登り降りできます。
生家自体が古い建物なので、階段も狭い。そして天井までの高さも狭いです。
現在の大柄なドイツ人には辛い大きさの家よね
2階に展示されているのは、ベートーヴェンの日常
家政婦を呼んだ呼び鈴とか、ベートーヴェンの使ったメガネとか。お買い物リストもあったわ。
交友関係・恋愛関係
そして、後援者関係。
これらの楽器はカール・リヒノフスキー侯がベートーヴェンに贈ったものだとか。(チェロもありました)
ベートーヴェンの最初と最後の3階
3階の窓からの景色。お天気いいな〜外は暑そうだな〜
3階にはベートーヴェンが最後に使ったハンマークラヴィーアが。
ベートーヴェンが亡くなる前の年、1826年に楽器製造者のグラーフから引き渡されたハンマークラヴィーア(ピアノ)です。
このフロアにはベートーヴェンが作曲した楽譜もいくつかありました。
こういう作曲家直筆の楽譜を見るのが好きなのよね〜
(ぼけ〜と眺めるだけだけど)
ベートーヴェンといえば、聴力を失ったということが有名ですが、そのために使った補聴器も展示されていました。(写真撮影忘れた)
そして!
この「ベートーヴェン・ハウス」の最大のポイントといえば、
「ここでベートーヴェンが生まれた!」
ということですよね。
このハウスの3階の角部屋がベートーヴェンが生まれた部屋で、これまではその部屋には入ることができなかったのです。
天井の低いその部屋の入り口にはロープ(だったかな?)が貼られていて、そのロープの向こうから
「へ〜こんな狭い部屋で生まれたんだ〜」
と感心しながら大勢の訪問客に紛れてチラッと見るしかなかったのです。
Leonce49 – Hans Weingartz, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
その時はこの「生まれた部屋」にはこのヨーゼフ・ダンハウザー制作のベートーヴェンの胸像が置かれていました。(この写真はWikiからお借りしました)
私が音楽の教科書だったか?でよく見かけたのは、この胸像の下に花輪が置かれていたかと思うわ
残念ながら、以前はこの博物館内は写真撮影禁止だったので、私はこのベートーヴェンの胸像のある「生まれた部屋」の写真をもっていません。
今回はフラッシュを使用しなければ撮影OKだったのよ!
係の人に「撮影していいですよ〜」と言われた時、びっくりして聞き返したわ〜嬉しかった!
時代かしらね
今回の「ベートーヴェン・ハウス」のリニューアルで「生まれた部屋に入ることができるようになった」と耳にしていて、それをとても楽しみにしていたんですよ。
で、3階について、ワクワクしながらその部屋に足を運ぶと
ええ?あの胸像は?もう置かないの?
左側にあるのは、現代技術を駆使(?)したもので、テキストなどが映し出されるのですが、鏡になっていたのです。
この部屋のドア前から撮影したのがこちら。
この部屋に入れるようになったのは嬉しいのよ。
だけど、なんだか「約250年前にあの大作曲家がここで生まれた」という神聖さがちょっとなくなったような気がするのは私だけかな?
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