もう35年以上前の話です。
せっせと貯金をして初めてドイツに飛びました。行きのフライトとドイツ滞在最後の1週間は一人旅。
その時の失敗談をいくつか紹介しようと思います。
大きなスーツケースを持って行ったのはいいけれど
私の初めての海外旅行は春休みを利用した1ヶ月のドイツ旅行でした。
まだ海外旅行が珍しかった頃。周りに海外旅行の経験談を話してくれる人はいなくて、情報は全て本から。
海外旅行ガイドブックを本屋さんで立ち読みしまくったわ
(本屋さん、買わなくてごめんなさい!)
旅行に必要なものといえば、スーツケース。
1ヶ月もの旅行、そのうち1週間は一人旅を予定していました。
持っていくものは多いだろうなあ、と思ってできるだけ大きいスーツケースを購入したのです。
その当時、ドイツはもちろん(いまだにない)日本にだって、空港宅配便サービスはなかった気がします。
あっても、学生だった私は「旅行に使うお金はできるだけ少なく」がモットーだったから、使わなかったと思うけれど。
今考えると、あのスーツケースは大き過ぎ!
3週間ほどのドイツ人家庭滞在中は良かった。だけど、その後1週間ほど一人旅をする時、不便なヨーロッパの列車に自力で大きなスーツケースを持ち込んだのです。
階段しかないところもあって、大きなスーツケースを抱えて階段を登った。
よくやった、私!(今なら無理)
スーツケースの鍵は?
で、この大きなスーツケースを持って、空港まで1人で、旅費を節約しようと列車で空港へ。
空港ったって、遠い。私が当時住んでいたのは広島。
広島から大阪の伊丹空港です。宿泊費がもったいないから、フライト当日に広島を列車で出発。
空港までの道中で、ふと大事なことに気がついた!
それは…
スーツケースの鍵がない!!
まずい…どうやら鍵をアパートに忘れたらしい。
自分でもびっくり!
今なら大抵のスーツケースにはダイヤルロックが付いていて、「鍵」はついていないと思うのですが、その当時はダイヤルロックより鍵穴と鍵というタイプ。
スーツケースの鍵がないとスーツケースを開けることが出来ない!
そう、私は空港にいるかもしれないようなプロの窃盗ではない!(彼らの技術たるや…)
まずい、絶対にまずい。国内旅行でも困るだろうに、今回の行き先はドイツよ。
空港までの列車の運賃をできるだけ節約してやろう、と在来線利用をしていたのが、不幸中の幸いだったかも。
大阪まで在来線利用なら相当時間がかかるから、とても早く出発していたのよ
鍵を忘れたことに気がついた時点で慌てて列車を降り、反対方向のホームに走り、広島までの列車に乗り込んでアパートに近い駅で下車。
あの大きなスーツケースを持って!(どうやってクリアしたのだろう?)
タクシーに乗り込んで、アパートへ急行。
鍵を持ってまたタクシーで駅まで戻る。
もう時間がない!新幹線だ!
新幹線で新大阪まで、それからさらに伊丹空港まで。
35年もたった今は、どうやって新大阪から空港に行ったのかすら全く覚えていないけれど
到着したんです!
チェックイン可能時間ギリギリに空港に。
スーツケースを預けることが出来て、そしてちゃんと飛行機に乗れたのです!
無事にドイツについて、スーツケースを開けてお世話になる家庭にお土産を渡すことが出来たのです!
はあ…
この事故を今すると、きっとストレスで心臓がバクバクとなって、心不全を起こすかも(!)
それ以来、スーツケースは絶対に「ダイヤルロック式」のものにしています。
最近はどのスーツケースもこのダイヤルロック式だと思うけれど。
これだと鍵を持ち歩かなくていいからね。
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