お菓子の種類が少なかったその昔から、ドイツのスーパーで売られていたお菓子の一つNippon。
ドイツに住み始めて30年以上になるというのに、今までこのお菓子を食べたことがなかったのです。
でも、売っているのはよく見かけていて、その名前から少し気になっていたお菓子、それがNippon。
Nipponですよ、ニッポンという名前のお菓子ですよ。気になりますよね。
Nipponという名前のお菓子
それはこれです。
ポン菓子というか、パフライスをカカオクリーム、チョコレートで固めて正方形の形(5cm×5cm)にしたお菓子です。
いつからあるのかな?と調べたら、Nipponという名前で発売されたのは1956年なのだとか。
当時は正方形ではなくて、長方形だったらしいけれど、hostaというメーカーが「Nippon」という商品名をつけて売り始めたそうです。
初めてこのお菓子を見た時
「日本」を意味しているのかな?
それともニッポンという名前なのは偶然なのかな?
この疑問はあれから30年以上、ずっと私の心の片隅にありました。
でも、なんと、30年以上も「どういう意味でつけたのかな?」と思いながらも、このお菓子を一度も買ったことも食べたこともなくて、ドイツ人と話題にしたこともなかったのです。
珍しいお菓子ではなくて、
昔からディスカウントスーパーでも見かけたのにね
昔から存在していたから、誰も名前の由来を考えない?
そんな本日、クリスマス前の混雑するスーパーで、Nipponの特売を見つけました。
これ、長年気になっていたお菓子よね。たった1.1ユーロなら買っていこう!
そして、「放置期間が長くなりすぎて、もう人生をやり直さないとこの疑問の答えを調べることがない」と思っていた、「このお菓子の商品名はどこから来たか問題」を
やっと調べる気になりました。(今やネットですぐにわかるのに)
検索して得た、その答えはオンラインショップのサイトにありました。
「Nippon」というのは「Japan」の日本語の読み方。おそらくこのお菓子はパフライスで出来ているから、Hostaというこのお菓子のメーカーはこのお菓子に「Nippon」という名前をつけたのであろう。
我々はライスというとアジアを連想する。このお菓子を作り出した人もそう考えたのではないか。
nipponオンラインショップより
Nipponの製造メーカー(ドイツのメーカーです)Hostaの公式サイトには、どうして「Nippon」というのかは書いてありません。
これが一度このブログにも登場した「ジャポネ」とかだと「ああ、Japanのことね」とすぐにわかるのだろうけれど、「ニッポン」ではドイツ人にはピンと来ないかな。
しかも半世紀以上前につけられた名前ですよ。あれからドイツでも有名な(一説ではドイツのほとんどの人が知っている)お菓子となってしまって、
今更、「え?Nipponって意味があったの?」なのかな?
日本のメーカーの作っているお菓子の商品名だって、名前の由来とか意味とか、考えずに買っているわよね
というわけで、「Nippon」いただきました。
パフライスも馴染みあるものだし(最近のドイツではパフライスとかポン菓子みたいなものがよく売られている)カカオクリーム、チョコレートでコーティングされたお菓子というのも、今のドイツには溢れんばかりにあるから、珍しい味ではないです。
小麦粉のクッキーに飽きがきてしまったところだったから、パフライスというのは嬉しかったかも。
こちらはライスではなくてコーン。パンの代わりにこれにチョコペースト(ヌテラとか)を塗って食べるのがお気に入りです。
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