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チップをあげて幸福になった、借金を踏み倒して不幸になった話

雑記
この記事は約3分で読めます。

ドイツでもカフェやレストランではチップも払います。

先日、サービスの話を書いていて、ふと思い出したことがあるのです。それはチップを払うとやはり気持ちいいな〜ということ。

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ドイツのカフェやレストランでのチップ

チップを払うのは義務ではないですが、ドイツでは飲食代の約10%ほどチップとして払うのが普通です。

最近はクレジットカードや銀行のECカードで払うことが多いですよね。

私も支払いにはカードを利用しています。

カード支払いの金額にチップも足してカードから引いてもらっても良いけれど、私はできる限りチップは現金で手渡ししています。

お店によっては(特に日系のレストランに多い気がするけれど)レジの前にチップ用の箱が置いてあるところもあります。

shirousagi
shirousagi

チップって支払いが面倒なので、ない方がいいと思うのだけどね

その分、充分なお給料をもらっていたら、と思うけどね

あるカフェにてチップを渡したら

特に珍しいことではないのですが、忘れられないのでシェアします。

それは去年の夏。あまり外食をしない私ですが、久しぶりに外出が増えて、カフェやレストランをよく利用していました。

その日は老舗で有名なカフェに。

ホールサービスのいわゆるウェイトレスさんはいかにもドイツ人中年女性。

それほど愛想が良い人ではなかったけれど、サービスはキチンと丁寧にしてくれました。

美味しいケーキとコーヒーをいただいて、ゆっくりさせてもらい、席を立つ前に会計。

shirousagi
shirousagi

ドイツで一般的な、テーブルでお会計

カードで支払いを済ませて、2ユーロ硬貨をチップとして渡したのです。(飲食代が19ユーロくらいだった)

するとウェイトレスさんが、にっこり笑顔を私に向けてくれたのです。

笑顔は別に珍しいことでもなんでもないのです。チップをもらって嫌がる人はいませんよね。

でも、なぜか私、このカフェの彼女の笑顔がすごく嬉しくて、とても気分が良くなって、あれから半年経った今でも忘れられないのです。

そりゃ、チップを払うようなレストランやカフェってあまり行かないけれど、チップを払うことは何度も経験しているのです。

お金を渡すとにっこりと笑ってくれた人は他にもいます。

なのに何故なのかな?あのカフェのウェイトレスさんが忘れられない!

そして私はいまだに心が幸せを感じているのです。

他人のためにお金を使う方が幸福感が高くなる

ということをよく耳にしますよね。

チップもその一種かな。

踏み倒してしまった借金

2ユーロのチップでめちゃくちゃ幸福感を得ている私です。が、お金を払わなかったばかりにいまだにモヤモヤしている事もあるんです。

それは学生時代。

当時はお金に苦労していたので、「打ち上げ」と称する飲み会のあと、会費の支払いをすぐにすることができず友人に借りたまま、そのまま払い損ねてしまったのです。

悪気はなかったのだけど、1000円くらいの借金をしたまま、払わずに卒業してしまったのです。

今思えば、たった1000円なのだけどなあ。どうしてすぐに払えなかったのだろう?バイトをしていたから収入はあったのに。そして、どうして踏み倒してしまったのだろう?(確か、1000円ほど手持ちが足りなかった)

そして、それから30年以上(!)たった今も、モヤモヤしているんですよ。

自分は1000円ほど得をしているはずなのに、気分は悪い。たった1000円とはいえ、返すべきだったお金。

やはり借金を踏み倒して得たお金は、人を幸福にしてくれない、というわけなのかな。

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